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酢漿草

かたばみ異読 カタバミ
名詞
1
標準
creeping woodsorrel (Oxalis corniculata)
文例 · 用例
鹿は酔い潰れた若者たちの間を漫歩しながら酢漿草の葉を食べた。
横光利一 日輪 青空文庫
彼の病原を洞察した宿禰は、蚯蚓と、酢漿草と、童女の経水とを混ぜ合せた液汁を長羅に飲ませるために苦心した。
横光利一 日輪 青空文庫
大使館に起居していられるせいであろう、薄茶色の背広に、酢漿草模様のネクタイを着けて、美しい頬には穏やかな片笑みを湛えていられたが、気の迷いか口辺、眉のあたりに幾分苦悩の跡を残しているように思われた。
橘外男 ナリン殿下への回想 青空文庫
足かけ三年この廓に入りびたっていても、いわゆる通人にはとても成り得そうもない外記は、そこらに迷っている提灯の紋をうかがっても、鶴の丸は何屋の誰だか、かたばみはどこの何という女だか、一向に見分けが付かなかった。
岡本綺堂 箕輪心中 青空文庫
」「嵐三左衛門の紋はどんなやつじゃ」「このとおり羽織にもございますが、うちの師匠はかたばみでござんす」「江戸五郎のはどんな紋じゃ」「江戸屋はんのはたしか――なんだっしゃったろな。
幽霊水 右門捕物帖 青空文庫
そこでいよいよその引幕――わたしはその下絵も実物も見たが、それは紫の絹地のまん中に松竹梅の円を繍って、そのなかに新富座の定紋のかたばみを色糸で繍い出したものであった――を贈ることになって、翌年の三月興行から新富座の舞台にかけられた。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
それは真新しい黒羽二重で、しやれた縫紋の剣かたばみがしつとりと光つてゐました。
薄田泣菫 質屋の通帳 青空文庫
かたばみの紋のついた、小豆色の短か羽織。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
作例 · 標準
庭の隅に生えていた酢漿草を引き抜こうとしたが、根が深く張り巡らされていてなかなか手強い。
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「見て、この酢漿草の葉っぱ、ハートの形が三つくっついてて可愛いんだよ」
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夏の日差しを浴びて、黄色い酢漿草の花が道端のあちこちで一斉に開いている。
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子供の頃、酢漿草の茎を噛んでその酸っぱさに顔をしかめたのを覚えている。
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2
標準
family crest shaped like creeping woodsorrel
作例 · 標準
この土蔵の瓦には、家の家紋である酢漿草の紋がくっきりと刻まれている。
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「戦国武将の長宗我部元親が使っていた家紋も、七つ酢漿草というデザインだったはずだよ」
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祖父の形見の着物には、五大紋の一つに数えられる酢漿草の刺繍が入っていた。
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寺の幕に描かれた酢漿草の紋を見て、ここがゆかりのある一族の菩提寺であることを知った。
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