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諷諭

ふうゆ
名詞
1
標準
文例 · 用例
その手紙の終に諷諭の意を寄せたらしく書き添えてある兄の三十一文字を繰返して見た。
島崎藤村 新生 青空文庫
古写本の作者は、この悪魔の話なるものをうるがんの諷諭だと解してゐる。
芥川龍之介 悪魔 青空文庫
茲で私は、台湾が自身を食いつぶす虫を身内に持っていると、そんなことを諷諭するつもりでは決してない。
豊島与志雄 台湾の姿態 青空文庫
人間と霊物とで、言語内容の感じ方の喰ひ違ふ話は、民譚の上では、諷諭・教訓・懲罰・笑話と言ふ側へ傾いて行つて居る。
魂と姿との関係 小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二) 青空文庫
翁の語りは次第に、教訓や諷諭に傾いて来ましたが、尚、語りの中にすら、宣命式の効果は含まれてゐたのです。
折口信夫 翁の発生 青空文庫
家庭に入つて諷諭詩風な效果を得ようとした事も、推論が出來る。
呪言と敍事詩と 國文學の發生(第一稿) 青空文庫
かうして見ると、三・四には、全体として諷諭鎮魂・暗示教化の目的が見えると言へる。
折口信夫 万葉集研究 青空文庫
愚かなる道徳家が、賢い不徳者にうち負けて、市が栄えた譚は、東西に通じて古い諷諭・教訓の型であつた。
折口信夫 万葉びとの生活 青空文庫