食店
しょくてん
名詞
標準
restaurant
文例 · 用例
その配布先は飲食店が五、六軒、商館が十二、三軒、私宅が五百軒ばかりと役所が二十箇所ほどであった。
— 寺田寅彦 『「万年筆」欄より』 青空文庫
日本では震災後、東京に飲食店が夥しく殖えたが、それは飲食店開業が一番手早くて、どうにかやって行けるからだと聞いた。
— 岡本かの子 『異国食餌抄』 青空文庫
飲食店などの入口にも同じような短い扉があって、人はそれを乱暴に肩で押しあげて出入りする。
— 寺田寅彦 『チューインガム』 青空文庫
私のいる温泉地から、少しばかり離れた所に、三つの小さな町があった、いずれも町というよりは、村というほどの小さな部落であったけれども、その中の一つは相当に小ぢんまりした田舎町で、一通りの日常品も売っているし、都会風の飲食店なども少しはあった。
— 散文詩風な小説 『猫町』 青空文庫
そんな連中が、飲食店に内地米の稲荷ずしでも売っているのを見つけようものなら、忽ち売切れとなってしまうのである。
— 黒島傳治 『外米と農民』 青空文庫
そこで宿屋や、飲食店の商売繁栄策としても内地米が目標となる。
— 黒島傳治 『外米と農民』 青空文庫
二 ボーイ A町を横に入った狭い小路に一軒の小さな洋食店があった。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
広いこの都会の、数多い洋食店の中でも、自分の注文に合うような家はまことに稀であった。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫