臨時雇い
りんじやとい
名詞
標準
temporary employment
文例 · 用例
小さい時から苦学をしてやっと電気学校を卒業はしたが、目的のある柚木は、体を縛られる勤人になるのは避けて、ほとんど日傭取り同様の臨時雇いになり、市中の電気器具店廻りをしていたが、ふと蒔田が同郷の中学の先輩で、その上世話好きの男なのに絆され、しばらくその店務を手伝うことになって住み込んだ。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
細田氏は、大戦の前は、愛国悲詩、とでもいったような、おそろしくあまい詩を書いて売ったり、またドイツ語も、すこし出来るらしく、ハイネの詩など訳して売ったり、また女学校の臨時雇いの教師になったりして、甚だ漠然たる生活をしていた人物であった。
— 太宰治 『女神』 青空文庫
やっと私はここのレストランに一ヶ月程の臨時雇いの仕事を見付けましたが、これももう一人の給仕人が病気で休んでるからで、病人が癒ればお払い箱です。
— 岡本かの子 『褐色の求道』 青空文庫
勝手の方では臨時雇いの車夫と下女がしきりに論判している。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
当時の私は副院長の下に働く臨時雇いの助手であり、面前に立つ私の友は若い印度人(アリヤン)で、極く小さい貿易商の事務員、ラオチャンド氏であった。
— 松永延造 『ラ氏の笛』 青空文庫
ガスよけマスク、飛行機、爆弾、そういうものを拵えてしこたま儲けている工場がどんなひとの使いようをするかといえば、臨時雇いで、しかも給料のやすいおとなしい女ばかりを多く雇う。
— ――メーデーきたる―― 『婦人読者よ通信員になれ』 青空文庫
辰さんというのは、裏の野菜畑の手入れや本館の雑用などをしてる、臨時雇いの爺さんで、彼女が一人きりの時には、こちらに泊りに来ることになっていた。
— 豊島与志雄 『女心の強ければ』 青空文庫
テメエなんざ、臨時雇いか見習いみたいなもんじゃないか。
— 坂口安吾 『退歩主義者』 青空文庫
作例 · 標準
彼は正社員になるまでの間、工場で臨時雇いとして働いていた。
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農家の繁忙期には、多くの人が臨時雇いで収穫の手伝いをする。
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不況の影響で、正社員ではなく臨時雇いの求人ばかりが増えている。
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