衣かつぎ
きぬかつぎ
名詞
標準
skin-on boiled taro corm
文例 · 用例
崖上の掛茶屋に休息して酒を呼び、四郎には、柿、衣かつぎ、うで卵子などをあてがふ。
— 大町桂月 『近藤重藏の富士山』 青空文庫
うらみうせつるますらをも、雪衣かつぎ逝きし子も墓よりいでゝたづねよる國へわれもといのる日ぐるま。
— 蒲原有明 『獨絃哀歌』 青空文庫
老妓はすべてを大して気にかけず、悠々と土手でカナリヤの餌のはこべを摘んだり菖蒲園できぬかつぎを肴にビールを飲んだりした。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
掛茶屋に飛込みて、『きぬかつぎ』を肴に、瓢酒を飮む。
— 大町桂月 『千川の櫻』 青空文庫
栗、きぬかつぎ、枝豆、そんなものでも持ちだしたかつたが、せめても、仁坊がとつて來てくれたお花が生きた。
— 長谷川時雨 『おとづれ』 青空文庫
「へい下のはいもせ山の橘姫で、きぬかつぎといふ芋でございます。
— 三遊亭円朝 『狂言の買冠』 青空文庫
○夜、川谷さん、テーブルの上に南瓜、ザクロ、ナス、きぬかつぎ、等もりものをしてあった。
— 一九三〇年(昭和五年) 『日記』 青空文庫
一番の人出は向島、枕橋を渡ると花の世界で目鬘売りや花かんざしの立売りが並ぶ間を、三囲から白鬚、遠くは木母寺まで肩摩轂撃、土手際にはよしず張りの茶店、くわいの串ざしや、きぬかつぎを売り物に赤前垂が客を呼ぶ。
— 山本笑月 『明治世相百話』 青空文庫
作例 · 標準
秋の味覚として、ホクホクの衣かつぎを熱燗で楽しむ。
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祖母が作る衣かつぎは、少し甘めの味噌だれが絶品だ。
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居酒屋で季節限定の衣かつぎを見つけて、思わず注文してしまった。
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