幻辞.com

重言

じゅうげん異読 じゅうごん
名詞
1
標準
pleonasm
文例 · 用例
のりとごとのことを修飾上の重言のやうに解して来た此までの考へは、逆に略語としての発生に思ひ直さねばならぬのである。
唱導的方面を中心として 国文学の発生(第四稿) 青空文庫
さうした喪葬の行事の重複から、仮葬と言つた気味あひを表現したがる傾向が現れて、もがりと言つた上に、更にかりもがりと言ふ「重言」のやうな表現が出来たのであつた。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
この場合にも、赤裸(アカハダカ)と言ふやうな形で、古い印象を呼び返さうとする、重言のやうな現象が出て来るのは、注意すべきことである。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
語序転換には、重言過程を経てゐるとも言へるし、日本における重言の成立には、語序の変化が原因となつてゐる点があると見ねばならぬ。
折口信夫 日琉語族論 青空文庫
だから「のりと」を原形と信じて、「のりとごと」をその重言とする考へは、皆「のりと」のとに言の意義を推測してゐるので、当つてはゐないのである。
折口信夫 日本文学の発生 青空文庫
結局管仲程の仁者は他に比類なかるべしとの意味にて、鄭玄もまた、重言如其仁者。
狩野直喜 孔子と管仲 青空文庫
(問道篇)以上の例に於いて、如其富、如其智、如其寢、如申韓、を各疊用して居るのは疑もなく論語の『如其仁』を重言したのを學んだものである。
狩野直喜 孔子と管仲 青空文庫
我が子|八重言代主の神七これ白すべし。
校註 古事記 古事記 青空文庫
2
標準
kanji compound in which the same character is repeated
ウィキペディア

重言(じゅうげん、じゅうごん)は、日本語の「馬から落馬する」「頭痛が痛い」のように、同じ意味の語を重ねる表現である。多くは誤用と見なされるが、意味を強調したり、語調を整えたりするため、あるいは理解を確実にさせるために、修辞技法として用いられる場合もある。二重表現、重複表現ともよばれる。

出典: 重言 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0