月の桂
つきのかつら
名詞
標準
文例 · 用例
または、(美しき君の庵は、 前の畑に影さして、 棟の草も露に濡れつつ、 月の桂が茅屋にかかる。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
露に濡羽の烏が、月の桂を啣えたような、鼈甲の照栄える、目前の島田の黒髪に、魂を奪われて、あの、その、旅客を忘れた。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
草花の繪の蝋燭が、月の桂の透くやうに。
— 泉鏡太郎 『印度更紗』 青空文庫
草花の絵の蝋燭が、月の桂の透くやうに。
— 泉鏡花 『印度更紗』 青空文庫
吾も数あるあま少女、月の桂の身をわけて云々の句は、印度支那神仙説を連想せしむ。
— 高木敏雄 『比較神話学』 青空文庫
※誓いしことも有明の、月の桂の男気は、定めかねたる秋の空、だまされたさの真実に、見下ろされたる櫓下」お蔦 (三味線と唄をプッツリ止める)……天下を俺一人で背負っていると言った顔だ、ふん、あたしぁキツイきらいさ。
— 三好十郎 『天狗外伝 斬られの仙太』 青空文庫
下を向いてそれを聞いている仙太郎……)※誓いしことも有明の、月の桂の男気は、定めかねたる秋の空だまされたさの真実に、見下ろされたる櫓下」お蔦 (三味線と唄をフッツリ止める)……天下を俺一人で背負っているといった顔だ。
— 三好十郎 『斬られの仙太』 青空文庫