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顔師

かおし
名詞
1
標準
文例 · 用例
厚朴の木を榛と云ふことは本草別録に見え、又|急就篇顔師古の註にもある。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
そのほかに衣裳かづらの損料屋五助、顔師にたのまれて来た役者の三津平、店の若い者四五人と小僧二人、それらが立ったり坐ったりしてごたごたしている。
岡本綺堂 勘平の死 青空文庫
「朝鮮国より、玉六十八枚、金銀装横刀一|口、鏡一面、倭文二端、白眼|鴾毛馬一匹、白鵠二翼、造顔師一人、御贄五十|舁、を献ず」 とあるのは、この間の消息を伝えたのである。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
源氏となって益々衰えただ実朝がその好奇から京師の風俗を取り入れた時、一緒に造顔師も呼び迎えたが、その実朝は夭折し、造顔師はほとんど途方に迷い、初めて都会を彷徨い出で田舎稼ぎをするようになった。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
北条氏を経、足利氏となると、義政一人この術を喜び、四散していた造顔師達を京都の土地へ呼び集め、愛妻富子の美しい顔を一層美しく手入れさせたと一条兼良の手記にある。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
富士の人穴の窟の中に、その造顔師がただ一人、窃かに施術をしていようとは、誰とて意外とするところであろう。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
その時造顔師の噂を聞いた。
国枝史郎 神州纐纈城 青空文庫
今君は桂川中良と共に姓源珠に出づるのみにあらず、顔師古が急就章(史游)の註にも、「衛有石亦日用不察者也」と。
芥川龍之介 八宝飯 青空文庫