激派
げきは
名詞
標準
文例 · 用例
今日赤色|露西亜の過激派政府は、盛んにボリシェヴィキーの宣伝芸術を出してるけれども、吾人のこれに対する批判は、宣伝効果の有無を問うのでなく、ひとえに芸術としての価値に於ける、魅力の有無を問うのである。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
船長はこの無邪気な、彼の便所を彼の居室よりも、金具などきれいにみがき上げるこのきれい好きな、忠実な青年が「過激派」であろうとは思わなかった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
水島君は私の中學時代の同窓で、外國語學校露語科の出身者で、K商事會社の支店員だつたが、互に仕事の餘暇を誘ひ合せて、大正――年の秋、反過激派の勢力が衰へて過激派の勢力が次第にシベリアを南下してくると共に不安騷然たる空氣に包まれてゐるハルピンの町を、日となく夜となく彷徨ひ歩いたのであつた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
「ふふむ、君は一体、支那人かね、ロシヤ人かね、――過激派の。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
工人が、北伐兵の過激派と策応しないとも限らない。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
大隊長は、ここがユフカで、過激派がいることだけを耳にとめた。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
過激派討伐を命ぜられた限り、出来るだけ派手な方法を以て、そこらへんにいる、それに類した者をも鏖にしなければならない。
— 黒島伝治 『パルチザン・ウォルコフ』 青空文庫
白軍の頭領のカルムイコフは、引渡された過激派の捕虜を虐殺して埋没した。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫