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巻き鬚

まきひげ
名詞
1
標準
文例 · 用例
羊歯は樹木となり巨蘭は棘をだし、蔦や、毒々しい肥葉や小蛇ほどの巻鬚が、からみ合い密生を作っているのだ。
小栗虫太郎 「太平洋漏水孔」漂流記 青空文庫
巻鬚や葉のひとつびとつが、感情をもち、霊魂をもっているかのように、地べたから大空を目ざして躍り上りそうに※いている。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
かも瓜 いや、それは巻鬚だ。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
こほろぎ さうして…… かも瓜 さうしてこれ以上自分を大きくするのは、やがてわしを持ち支へてゐてくれる巻鬚を断ち切つて、自分で自分の生命をあぶなくするものだと気がつくやうになつた。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
それはか細いひと筋の巻鬚に、自分のすばらしい体重と生命とを賭けてぶら下つてゐるものでなければわからぬことだ。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
ブドウの蔓には巻鬚があって葉と反対の側に出ている。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
この巻鬚は強く他物に絡み付き茎をして攀じ登らせる。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
面白い事はこの巻鬚は実は茎の変じたものでこれに花が咲いたらそれが花穂になる。
牧野富太郎 植物記 青空文庫