俗論
ぞくろん
名詞
標準
popular opinion
文例 · 用例
西那須からは三島|通庸君が栃木県令時代に俗論を排して開いた名高い三島道路。
— 井沢衣水 『本州横断 痛快徒歩旅行』 青空文庫
高尚なる俗論、こんな軽はくな類のものを、どうにかして消滅するくふうをせねば、日本も末はどうなるか知れぬという。
— 伊藤左千夫 『廃める』 青空文庫
「それで、成田頼母の俗論が、とうとう勝利を占めたというのか」小泉は、肱を怒らしながら、新一郎にいった。
— 菊池寛 『仇討禁止令』 青空文庫
「明治元年」は林房雄というこの作者らしく「正論に従って、俗論とたたかい」「楽しく死のうとする」三春藩の官軍支持の若い兄弟を描いたものである。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
この作者に向って、正論とは何か俗論とは何かということについて一般の読者の心に湧く疑問の答えを求めようとしても無理であろう。
— 宮本百合子 『文芸時評』 青空文庫
即ち科学と技術との発達には決った先後の関係はないので、具体的には両者の交互作用があるだけだ、とする、物わかりの好すぎた俗論が第一、鶏と卵とはどっちが先かあてて見ろという逆説が第二。
— ――再三「科学と技術」とについて―― 『生産を目標とする科学』 青空文庫
第五には、輿論というか、俗論というか、いわゆる世評なるものに頓着しなかったことである。
— 新渡戸稲造 『ソクラテス』 青空文庫
人の能くいう女子の労働能率を男子より低いとする通俗論は、戦争以来、英国ミッドランド鉄道会社その他の男女工能率の比較表を見ても確かに誤謬を示しております。
— 与謝野晶子 『平塚・山川・山田三女史に答う』 青空文庫
作例 · 標準
「それは俗論に過ぎない」と、専門家は一般大衆の意見を一蹴した。
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テレビの討論番組では、様々な俗論が飛び交っていた。
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彼は、世間の俗論に流されず、自分の信念を貫いた。
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