生もと
きもと
名詞
標準
traditional sake yeast mash starter
文例 · 用例
先日おいでの折、男子の面目は在武術と説き、諸卿の素直なる御賛同を得たるも、教訓する者みずから率先して実行せざれば、あたら卓説も瓦礫に等しく意味無きものと相成るべく、老生もとより愚昧と雖も教えて責を負わざる無反省の教師にては無之、昨夕、老骨奮起一番して弓の道場を訪れ申候。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
以前の緑雨なら艶聞の伝わる人を冷笑して、あの先生もとうとう恋の奴となりました、などと澄ました顔をしたもんだが、その頃の緑雨は安価な艶聞を得意らしく自分から臭わす事さえあった。
— 内田魯庵 『斎藤緑雨』 青空文庫
★ 事は神速を尊ぶ、思案に凝るのは失敗のもとで、最上先生もとより事物のカンドコロにぬかりはないから、模倣は創造発見のハジマリ、ためらふところなく自分の近所の天妙教々会へでかける。
— 坂口安吾 『金銭無情』 青空文庫
小生もとより一貧学究にこれ有り、自ら進んで救済改善等の実務に当らんはその任にあらず。
— 喜田貞吉 『「特殊部落研究号」発刊の辞』 青空文庫
」清水曰、此儀ハ右品物ハ何卒先生もともに御周旋可被遣、又紀州の長崎用達ハ少々故障在之用向申付がたく候得バ、土佐の御用達に先生より御命じ可被下候也。
— イロハ丸航海日記 『坂本龍馬手記』 青空文庫
衆生もとより仏性を具足せるにあらず、たとひ具せんともとむとも仏性はじめてきたるべきにあらず。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
そなたたちは都に帰り、妻子を養い、又このわしの後生もとむらってくれよ」 与三兵衛、石童丸は、主人の言葉に一言もいわずに涙ぐんだまま、じっとうなだれていた。
— 第十巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
絵も子供の目をよろこばすやうな彩色がしてなかつたし、話もただそれだけのことなので彼らはちつとも興がらず、先生もとばしてたのだが、私にはそれで充分に面白かつた。
— 中勘助 『銀の匙』 青空文庫
作例 · 標準
老舗の酒蔵で、手間暇かけた伝統的な生もと造りを見学させてもらった。
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あの日本酒は、生もと仕込み特有の、ふくよかな旨味と酸味が特徴だ。
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生もと系の日本酒は、どっしりとした味わいで料理との相性も良い。
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