焼饅
やけまん
名詞
標準
文例 · 用例
」「へらいじゃ、たった焼饅頭四ツ食うただけじゃないかい!
— 黒島傳治 『老夫婦』 青空文庫
不良中学生にしては何と内気なと紀代子は笑ったが、彼の美貌は一寸心に止り、誰それさんならミルクホールへ連れて行って三つ五銭の回転焼饅頭を御馳走したくなる様な少年だわとニキビだらけのクラスメートの顔をちらと思い浮べた。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
鯛焼饅頭屋は二十年、鯛焼を焼いている。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
昼飯の代りとして、焼酎半杯、六銭 焼饅頭三つ、五銭それから千人湯にずんぶり、ああありがたい。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
七重の瀧の茶店で「燒饅頭」と貼札したものを試みに注文したら、丸いパンのやうなものに味噌※を塗つたものであつた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
姉がまだ東京に居ました頃、あの家の二階の袋戸棚の前へ幼い甥を呼びつけて、その戸棚の中に入れて置いた燒饅頭が何日の間にか失くなつたことを責めたことが有りました。
— 島崎藤村 『幼き日』 青空文庫
こりゃアンヂェリカ、燒饅頭はよいかの?
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫