当色
とうしき
名詞
標準
文例 · 用例
それは相当色っぽい電気でもあります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
星野温泉へ着いて見ると地面はもう相当色が変わるくらい灰が降り積もっている。
— 寺田寅彦 『小爆発二件』 青空文庫
いわゆる五色の賤民は、良民と通婚が許されぬばかりでなく、同じ賤民同士の仲間においても、お互いに当色の者同士のみが婚すべきことになっている。
— 喜田貞吉 『賤民概説』 青空文庫
又風流過差之制同于当色。
— 喜田貞吉 『放免考』 青空文庫
降って室町時代に至っても、なおその風のやまなかった事は、一条兼良の「尺素往来」賀茂祭の条に、庁下部等皆当色也、犀鉾持者以金銀風流而付于其衣裳候。
— 喜田貞吉 『放免考』 青空文庫
現在の小杉さんからは殆んど完全といつてよい程旧の「小杉未醒」はぬぐひ去られて、新「放庵」と化つたのであるが、一体「小杉未醒」と称するこの「名」に鋳り付いた仕事の味は消えやらず、人の記憶にも、画壇の記憶にも、相当色濃く残つてゐるので、小杉さんの変貌はなかなか手間のいることである。
— 木村荘八 『小杉放庵』 青空文庫
僕も相当色々な指紋を見ていますが、こんな変な奴には出くわしたことがありません。
— 江戸川乱歩 『悪魔の紋章』 青空文庫