セル地
セルジ
名詞
標準
serge
文例 · 用例
まずの、」 才子と豪傑は、鼠のセル地と白薩摩で小路の黄昏の色に交り、くっ着いて、並んで歩く。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
一枚のマントは、海軍紺のセル地で、吊鐘マントでありました。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
こんどは、黒のラシャ地を敬遠して、コバルト色のセル地を選び、それでもって再び海軍士官の外套を試みました。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
そこで久助君は、本から顔をあげてみると、南のまどのそばの席で、ひとりの色の白い、セル地の美しい洋服をきた少年が、久助君の方に横顔を見せて朗読していた。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
九月ももう末で、朝晩は少しひやひやする風が吹くので、この紳士はセル地の単衣に縮緬のへこおびを締めていた。
— 岡本綺堂 『探偵夜話』 青空文庫
宿の男が来て順に鞄だの、セル地の大きな袋だのを階下へ運んだ。
— 島崎藤村 『燈火』 青空文庫
保雄が執達吏の目録を覗いて見ると、一、大島紬羽織一点見積代金参円一、霜降セル地脊広一着見積代金二円と書かれた。
— 與謝野寛 『執達吏』 青空文庫
お種はセル地の膝掛を夫に掛けてやって、その側で動揺する車の響を聞いた。
— 島崎藤村 『家(上巻)』 青空文庫
作例 · 標準
セル地のスーツは丈夫で長持ちするので、営業職の男性には特に人気だ。
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テーラーで、濃紺のセル地の生地を選んでオーダーメイドの制服を作った。
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セル地の肌触りは独特のシャリ感があり、着心地がとても爽やかだ。
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