波斯
ペルシャ異読 ペルシア
名詞頻度ランク #20366 · 青空 250 例
標準
Persia
文例 · 用例
どう思い返してもこう呼ぶのがいい――が流行の波斯縁の揃いの服で、日|覆けの深いキャフェの奥に席を取った。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
妾は、皮膚の色|褪せた波斯族、半黒黒焼の馬来人、衰微した安南の舞姫の裡にあって、日露戦争役の小さい誇を、桜の花の咲いた日本の衣服に輝かせていました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
家庭の女には東洋の深い皺が彫刻されたように滲みこんでいます)私達は最初土人街のネパール女のエキゾティズムに感歎するのですが、その感歎はまるで波斯をセイロンの旗立てた漁船みたいな潜航艇で潜航しているようなものなのです。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
埃及、印度、支那、阿剌比亜、波斯、皆魔法の問屋たる国※だ。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
――就中、南の納戸の濡縁の籬際には、見事な巴旦杏があつて、大きな實と言ひ、色といひ、艷なる波斯の女の爛熟した裸身の如くに薫つて生つた。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫
波斯軍がアラビヤを過ぎ、いよいよ埃及の地に入った頃から、このパリスカスの様子の異常さが朋輩や部下の注意を惹きはじめた。
— 中島敦 『木乃伊』 青空文庫
波斯軍の将士はサイス市内外の多数の墓地を一つ一つ発いて検めて歩かねばならなかった。
— 中島敦 『木乃伊』 青空文庫
既に他の波斯兵の掠奪にあった後であることは、一見して明らかである。
— 中島敦 『木乃伊』 青空文庫
作例 · 標準
明治時代の古い世界地図を広げると、現在のイランの辺りに「波斯」という漢字が当てられている。
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祖父の書庫で見つけた紀行文には、波斯の砂漠をラクダで横断する過酷な旅の様子が描かれていた。
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正倉院の宝物の中には、遠く波斯からシルクロードを経て伝わったとされるガラス器が含まれている。
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