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のろり

のろり異読 ノロリ
副詞副詞-と
1
標準
slowly
文例 · 用例
そして暫くの間、浜辺に近い遠浅の春のようにあたたかい陽がのろりのろり淀んだ海面に練られている穏かな平凡の中に、万事を忘れるようにしました。
岡本かの子 扉の彼方へ 青空文庫
立ち窘んだ體だつた、長頭の先達盲人は、此の時、のろりと身動きして、横に崖の方へ顏を向けた。
泉鏡太郎 三人の盲の話 青空文庫
見る毎に、あツと聲を上げて、追へば、其の疾い事、ちよろ/\と走つて消えて、すぐに、のろりと顯れる。
泉鏡太郎 三人の盲の話 青空文庫
……呶鳴ると、急にのろりとして、のさのさと伸びた草の中へ潜りました。
泉鏡花 露萩 青空文庫
見上げるやうな入道が、のろりと室へ入つて來た。
泉鏡太郎 雨ふり 青空文庫
これに反して鼻の下がレッテルの落ちたビール瓶のようにのろりとしていたり、鼻毛が埃を珠数つなぎにする程長かったりする人でも、猛烈に奥様を虐待される方があります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
「今晩は好い点心にありついた、斎はいらないぞ」 仏像は背延びをするようにしてのろりのろりと歩きだしたが、十足ばかり往ったところで閾に礙えられたようにひっくり返って大きな音をさした。
田中貢太郎 太虚司法伝 青空文庫
出たぞ、と絲をおろすころには、出るは/\、のろり/\と大きな七五三繩の繩片のやうな奴が縒れつ縺れつ岩から岩の蔭を傳うて泳ぎ※ります。
海邊八月 樹木とその葉 青空文庫
作例 · 標準
大きな船が、のろりと港に入ってきた。
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猫が獲物を狙って、のろりのろり近づいていく。
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彼は重い荷物を背負い、のろりと坂道を登っていった。
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