国粋的
こくすいてき
形容動詞
標準
nationalistic
文例 · 用例
元来明治の文壇と称したものは、江戸末期に於ける軟派文学の継続であり、純然たる国粋的|戯作風のものであったが、これが延長なる今日の文壇も、本質に於て昔と少しも変っていない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
なぜなら彼等はそれによって、自分自身に於ける国粋的な、伝統的な、あまりに日本人的な卑俗感やデモクラシイやを、新思潮のジャーナリズムで色付け得るから。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
あらゆる外国からの新思潮は、却って国粋的な反動思想家に利用され、文明を前に進めずして後に引き返す。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
「玄洋社一流の真正直に国粋的なイデオロギーでは駄目だ。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
しかし昨今のように国粋的なものが喜ばれ注意される傾向の増進している時代では、あるいはこうした研究もそれほどに異端視されなくてもすむかもしれないと思われる。
— 寺田寅彦 『相撲』 青空文庫
また月島の方のある工場ではやはり軍需品を嫌でも応でも温順しく作らせるべく全職工を強制的に国粋的色彩の御用団体にまとめ上げてしまった。
— 宮本百合子 『メーデーに備えろ』 青空文庫
国粋的、封建的、日本主義の社会理論の多くは、之だ。
— 戸坂潤 『技術的精神とは何か』 青空文庫
特に弘道会という国粋的な道徳団体を創った人として、物心づいてから私たちの生活の中へあらわれて来る祖父の名は、私たちにとってしたしいうちのお祖父さんと云うよりもいつも一人の道学者めいたきつい印象を伴った。
— 宮本百合子 『繻珍のズボン』 青空文庫
作例 · 標準
その雑誌は非常に国粋的な論調で知られ、海外の思想を厳しく批判していた。
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彼は国粋的な教育を受けて育ったため、異文化に対して強い抵抗感を持っていた。
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「そんな国粋的な考え方ばかりしていたら、国際社会で孤立してしまうよ」
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