人間苦
にんげんく
名詞
標準
human suffering
文例 · 用例
外国の作家などに例を取つて見ても、作家は皆々一倍多く『人間苦』に苦んでゐる。
— 田山録弥 『小説新論』 青空文庫
四 心の苦しみを誇張して、或はこれを『人間苦』と言つたり、或は『世界苦』と言つたりして、その『苦』を持してゐることを、自分の唯一の把握のやうにも、または唯一の生命のやうにも思つてゐるものが往々にしてあるが、これなどは生命を浪費するものゝ最も甚しいものではないか。
— 田山録弥 『小説への二つの道』 青空文庫
人間苦を知らぬ哀れ 浅草公園内のチンピラは、よく不良少年の手先になって手紙なぞのお使いに遣られる。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
あらゆる人間苦を集めた大都会の寂しい反映でなくて何であろう。
— 夢野久作 『東京人の堕落時代』 青空文庫
釈尊の更生 その昔、釈尊は人間苦の解脱のために、出家せられました。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
三|界は安きことなし、猶火宅の如し衆苦充満して、甚だ畏怖べしつねに生、老、病死の憂患あり是の如き業の火、熾然として息まず 私どもの住むこの世界は、あたかもさかんに燃えている火宅である、という釈尊のこの体験こそ、尊い人間苦への警告だったのです。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
少なくとも人間苦といい、社会苦といわれる苦には、資本家だとか、無産者だとかいうような区別はありません。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
いったいマルクスは、人間苦、いやプロレタリヤの生活苦の原因をば、あくまで社会機構の欠陥に求めました。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
作例 · 標準
宗教は、人間の根源的な人間苦に対する答えを探求してきた。
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人生には避けて通れない人間苦があり、それをどう乗り越えるかが問われる。
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この小説は、主人公が人間苦と向き合い成長していく姿を描いている。
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