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来彼

きかれ
名詞
1
標準
文例 · 用例
来彼女の光茫はその輝きを益すばかりである。
中原中也 デボルド―※ルモオル 青空文庫
来彼は無政府主義者でない。
平出修 逆徒 青空文庫
来彼等きょうだいの出生地、和歌山県有田郡湯浅村(現在湯浅町)は気性の荒いので近村に知られた漁村である。
織田作之助 俗臭 青空文庫
来彼は何ごとにつけても、自尊心の満足ということ以外には意味をつけることは出来ず、お駒との散歩もむろんそこから出たものだったが、たいした効果はなかったのである。
織田作之助 青春の逆説 青空文庫
こういう意味で言えば、ニュートン以来彼の方則を理解し得たと自信していた人はことごとく「理解していなかった」人であって、かえってこの方則に不満を感じ理解の困難に悩んでいたきわめて少数の人たちが実は比較的よく理解しているほうの側に属していたのかもしれない。
寺田寅彦 相対性原理側面観 青空文庫
来彼は他の船員に対していきどおっているような時でも、わたしにだけはいつも寛大な態度を取っていた。
北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 世界怪談名作集 青空文庫
それ以来彼の女は、全く茫然としてしまって、いつも恐怖にとりつかれた目色をしているのです。
コナン・ドイル 暗号舞踏人の謎 青空文庫
それ以来彼女に会ってませんし、この奇妙な事件についてもこれ以上は何も分かりません。
THE YELLOW FACE 土色の顔 青空文庫