縛り上げる
しばりあげる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to bind up
文例 · 用例
さうした讀書から自然に覺えた探偵ごつこ、自分の友達の多少|魯鈍なのを兇賊に仕立てたりして、それをわら繩で縛り上げる敏腕な探偵は、私の少年時代のある時の姿だつたから……。
— 南部修太郎 『探偵小説の魅力』 青空文庫
管八 言うことを肯かんと縛り上げるぞ。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
なんとかして倉地を縛り上げるまでは葉子は甘んじて今の苦痛に堪え忍ぼうとした。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
その時代は、縛り上げる力さえあれば理由は要らなかったのである。
— 菊池寛 『三浦右衛門の最後』 青空文庫
すると、もう縛り上げる罪人の種が尽きたとみえ、いちばん最後に手ぶらでミルク屋を出ようとした土工体の男は、入口に立ち塞がっているこの青年が邪魔になったとみえ、「退け!
— 菊池寛 『若杉裁判長』 青空文庫
今に狸が死んだふりをして落ちてくるから、そうしたら、縄で縛り上げるがよい」 しばらくして老人は、南天の杖をふり上げて、非常に大きな声で叫びました。
— 豊島与志雄 『狸のお祭り』 青空文庫
じたばたすると縛り上げるぞ。
— 永井隆 『この子を残して』 青空文庫
すると舞台裏から、二人の黒衣の人物が現はれて、白い太い縄で、彼女のからだを脚から腰、腹から胸もとへと、両腕もろとも、がんじがらめに縛り上げる。
— 神西清 『少年』 青空文庫