欄間
らんま
名詞
標準
transom
文例 · 用例
美しい毛氈がいつでも敷いてあって、欄間に木彫の竜の眼が光っていた。
— 寺田寅彦 『森の絵』 青空文庫
欄間としても櫛形よりも角切を択ぶ。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
それでも建ちは割合に高くて、簡単な欄間もあり銅の釘隠なども打ってある。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
……私と忠蔵がお供でやしたが、若奥様がね、瑞巌寺の欄間に舞つてる、迦陵頻伽と云ふ声でや、 ――あの夏になると、此の辺に常夏が沢山咲きませうね―― へい、其の常夏を知らねえだ。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
六 二階の階子壇の一番上の一壇目……と思ふ處へ、欄間の柱を眞黒に、くツきりと空にして、袖を欄干摺れに……其の時は、濃いお納戸と、薄い茶と、左右に兩方、褄前を揃へて裾を踏みくゞむやうにして、圓髷と島田の對丈に、面影白く、ふツと立つた、兩個の見も知らぬ婦人がある。
— 泉鏡太郎 『霰ふる』 青空文庫
これなら干ぼしになったら、すぐ羽にかわって欄間を飛ぶだろうと思ったほどです。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
欄間も、壁も、襖も、古く、どっしりして、安普請では無い。
— 太宰治 『新樹の言葉』 青空文庫
」幸吉は、私と卓を挾んで坐ってから、天井を見上げたり、ふりかえって欄間を眺めたり、そわそわしながら、そんなことを呟いて、「おや、床の間が少し、ちがったかな?
— 太宰治 『新樹の言葉』 青空文庫
作例 · 標準
実家の和室には、松竹梅の見事な透かし彫りが施された立派な欄間がはめ込まれている。
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古民家カフェの改装工事で、埃まみれだった欄間を綺麗に磨き上げてインテリアとして再利用した。
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隣の部屋からの明かりが欄間越しにうっすらと漏れてきて、夜中になっても寝付けなかった。
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ウィキペディア
欄間(らんま)は、日本の建築様式にみられる建具の一種。採光、通風、装飾といった目的のために天井と鴨居との間に設けられる開口部材をいう。なお、広義には「ランマ」と表記して洋室などに付けられる「回転ランマ」のように室内通気用部材(建具)をいうこともある。
出典: 欄間 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0