斯く迄
かくまで
表現副詞
標準
so
文例 · 用例
あゝ天は何とて斯く迄無情なると、私は暫時眞黒な雲を睨んで、只更怨んだが、然し後に考へると、世の中の萬事は何が禍となり、何が幸福となるか、其時ばかりでは分らぬのである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
あゝ、天上から地獄の底へ蹴落されたとて、人間は斯く迄失望するものではあるまい。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
が、斯く迄極度に悄然とした風采は、二十一年今初めてである。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
ありふれたる此花、狭くるしき此庭が斯く迄人を感ぜしめんとは曾て思ひよらざりき。
— 正岡子規 『小園の記』 青空文庫
若しそうでなかったら、女が斯く迄強い事を云う筈が無いからである。
— 川田功 『偽刑事』 青空文庫
勿論知らぬ同志であるから多少気まずい点はあろうと考えていたが、斯く迄に排他的であろうとは全く予想しなかった。
— 木暮理太郎 『黒部川を遡る』 青空文庫
それにしても後年尾瀬の名が斯く迄に喧伝されようとは、読んだ私は元より、書いた武田君も恐らく思っていなかったであろう。
— 木暮理太郎 『尾瀬の昔と今』 青空文庫
恐らく今後と雖も斯く迄圖版の多數なるものは容易に得難いことであらう。
— 序 『大植物圖鑑』 青空文庫
作例 · 標準
彼は斯く迄も情熱的に自分の夢を語るので、周りの者も引き込まれていった。
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斯く迄の長旅になるとは思ってもみなかったよ。もう足が棒だ。
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まさかあの名作が斯く迄も不評を博するとは、誰も予想できなかっただろう。
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「え、斯く迄安くしてくれるの?ありがとう!」
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