議論の余地
ぎろんのよち
表現名詞
標準
room for argument
文例 · 用例
しかし水夫らは、ばかばかしい程にそれを信じていて、とうてい議論の余地がないのであった。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
議論の余地はありません。
— THE YELLOW FACE 『土色の顔』 青空文庫
議論の余地なんぞありゃしないさ」と、ストキの藤原はいった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
普通の小説においても、こんなリズムは成立しないことを私は信ずるのであるが、特に探偵小説にはそれが一目瞭然とわかっていて議論の余地をなからしめる。
— 平林初之輔 『「陰獣」その他』 青空文庫
要するに事引抜きに関するかぎり、会社側がいかに抗弁しても、アクティヴの立場にあるものは常に会社側であり、俳優監督はどこまでもパッシヴであるという事実はあまりに明白過ぎていまさら議論の余地はない。
— 伊丹万作 『映画界手近の問題』 青空文庫
帝国芸術院が養老院にしろ類似アカデミーであるにしろ、とに角文化勲章的存在のものであることには議論の余地がない。
— 戸坂潤 『思想動員論』 青空文庫
『有利にきまっていますよ、それには議論の余地がありませんて。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
『東邦の理想』に対しては議論の余地が史実そのほかの点からあるいは出る余地もあろう。
— はしがき 『茶の本』 青空文庫