鉄亜鈴
てつあれい
名詞
標準
文例 · 用例
しかしいつもの自分ならそれを変だと感じもしようが妙ちきりんな状態にある僕はそんな事は格別気にも掛けないで矢張りのらりくらりと絶えず落着かず、少し本を読んだかと思ふとすぐ煙草を眩ひする程吹かす、画を描くかと思ふと鉄亜鈴をいぢる、その内に眠る、すぐ醒める、殆んど狂噪の状態であつた。
— 村山槐多 『殺人行者』 青空文庫
肌脱ぎになる習慣も止めて貰ひたい、運動だと称して(昼間)逆立ちをやつたり、でんぐり返しをしたり、出たら目の体操をやつたりするのも止めて貰ひたい、運動をしたければ、これも法にかなつたこと、例へば鉄亜鈴、棍棒、まだその他室内で出来るいろいろの道具がある。
— 牧野信一 『蝉』 青空文庫
小田原の家に鉄亜鈴や、拳闘の手袋がありましたね、今度帰つた時探してきてあげませう。
— 牧野信一 『蝉』 青空文庫
私の体量は十一貫を超へた験しもなく、五封度の鉄亜鈴を三分間水平に保てなかつた。
— 牧野信一 『武者窓日記』 青空文庫
自分が学生時分に使つた鉄亜鈴や棍棒を探し出した。
— 牧野信一 『F村での春』 青空文庫
ウィキペディア
鉄亜鈴(鉄啞鈴、鉄唖鈴、鉄アレイ、てつあれい)またはダンベル とは筋肉を鍛練するために用いられる、棒の両端に鋳鉄製の重しが付いた体操器具である。
出典: 鉄亜鈴 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0