渡りに船
わたりにふね
表現名詞名詞-の形容詞
標準
godsend
文例 · 用例
」 と、渡りに船の譬喩も恥かしい。
— 泉鏡花 『開扉一妖帖』 青空文庫
水城、博多は多多良が浜の防塁、別しては箱崎の宮の大前、一歩も上げじ許すなと、獅子奮迅に射放ち落せば、波を潜つて軽舸の面々、漕ぎ寄せ、漕ぎ寄せ、日本国は四国の住人河野ノ通有、いで物見せん、夷原、月は弓張る幸先に、倒す檣渡りに船と乗りかけ、つけ入り、斬り込んだり。
— 北原白秋 『新頌』 青空文庫
彼が自分(駿介)を心ひそかに渡りに船と思つてゐるに違ひないと考へたことはうぬぼれであつたらうか?
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
渡りに船の感じさへあつた。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
私は渡りに船と喜んで、門のない寺の境内にはいると、ふと、どこからともなく、人間の声が聞えたので、思わず立ちどまって耳をすますと、それはやさしい女の声で、子守唄をうたって居るのであった。
— 小酒井不木 『狂女と犬』 青空文庫
新聞で見た新劇團の女優募集の記事はこの塲合のみのるには渡りに船であつた。
— 田村俊子 『木乃伊の口紅』 青空文庫
それこそ、新生活を開拓しよう、無人島へでもよいから行きつこうと思っていた夫婦には、渡りに船の相談なので、一も二もなく渡航と定め、川上一座一行廿一人は結束して立った。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫
このような渡りに船のことを、むかしは仏が来たと人人は思ったものだが、そう思えば、明日この人に会うのが私には楽しみだ。
— ――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) 『夜の靴』 青空文庫
作例 · 標準
困っていた時に彼が助けに来てくれたのは、まさに渡りに船だった。
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仕事を探している時に、ちょうど良い求人情報が見つかり、渡りに船とばかりに応募した。
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プレゼンの資料が間に合わないと諦めていた時、友人が手伝いを申し出てくれて、渡りに船だと思った。
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