痛々しい
いたいたしい
形容詞頻度ランク #25709 · 青空 745 例
標準
pitiful
文例 · 用例
悲壮な、痛々しい、骨の鳴るような人生が、一本の枯木を通して、蕭条たる自然の背後に拡がって行く。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
関東地震や北伊豆地震のときに崩れ損じたらしい創痕が到る処の山腹に今でもまだ生ま生ましく残っていて何となく痛々しい。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
その悔恨は鞭のやうに痛々しい。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
意地の悪い、痛々しい塵の戯れではある。
— 夢野久作 『塵』 青空文庫
実さんが舞台上に発散する妖気のあらわれは、そうした心境の奥の奥からほのめき出る痛々しい感じを多分に含んでいるのだ。
— 夢野久作 『実さんの精神分析』 青空文庫
酒焼けというのだろうか、きめの荒そうな皮膚が紫がかっていて、顔全体にむくみが来て、鋭い光を放ってかがやく眼だけれども、その白眼は見るも痛々しいほど充血していた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」 袖を落して悄るる手に、鉄の欄干は痛々しい。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
落した裳も、屈めた褄も、痛々しいまで亂れたのである。
— 泉鏡太郎 『魔法罎』 青空文庫
作例 · 標準
子供が必死に複雑な紐を結ぼうとして、自分自身を絡めてしまった様子は、見ているこちらが思わず顔をしかめるほど痛々しかった。
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最新のウェブサイトを読み込もうとする古いフィーチャーフォンの姿は、どこか痛々しく、時代の流れを感じさせた。
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彼はギターの腕前を披露しようとしたが、コードはずれ、リズムも狂い、その痛々しい演奏に会場は静まり返った。
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友人が、流行遅れのキャラクターグッズを「きっと喜ぶよ!」と満面の笑みでくれた。その痛々しいまでの熱意に、私は返す言葉もなかった。
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