面皮
めんぴ
名詞
標準
face
文例 · 用例
この次には、うんと引っぱり歩いて、こづきまわして、面皮をひんむいてやろうと思った。
— 太宰治 『父』 青空文庫
私はこの犬の鉄面皮には、ひそかに呆れ、これを軽蔑さえしたのである。
— ―伊馬鵜平君に与える― 『畜犬談』 青空文庫
しかも話の合う仲間の処に行って、三文にもならないような道徳面をして、女を見てもこれが女かといったような無頓着さを装っている柿江の野郎が、一も二もなく俺の策略にかかって、すっかり面皮を剥がれてしまったと、仲間をどっと笑わすことだろう。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
俺は今日は貴様の面皮を剥ぎに来たんだ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
……俺は柿江の面皮を剥ぎに来た、と。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
幼君面を和らげ給ひ、「斯う謂はば汝は太く面皮を缺かむが、忠義のほどは我知れり。
— 泉鏡太郎 『十萬石』 青空文庫
けれども、それを、口に出して、はっきり言わなければ、ひとは、いや、おまえだって、私の鉄面皮の強さを過信して、あの男は、くるしいくるしい言ったって、ポオズだ、身振りだ、と、軽く見ている。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
恐るべき鉄面皮の遁辞に過ぎないではないか。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
作例 · 標準
「そんなに面皮を気にすることはないよ」と友人が慰めてくれた。
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失敗して面皮を失ったが、次は必ず成功してみせる。
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彼は自分の面皮を守るために、必死で言い訳をしていた。
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