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酔覚

よいかく
名詞
1
標準
文例 · 用例
一雫も酔覚の水らしく、ぞくぞくと快く胸が時めく…… が、見透しのどこへも、女の姿は近づかぬ。
泉鏡花 妖術 青空文庫
」 と斜になって、俯向いて幕張の裾から透かした、ト酔覚のように、顔の色が蒼白い。
泉鏡花 吉原新話 青空文庫
」「味が違います……酔覚めの煙草は蝋燭の火で喫むと極ったもんだ。
泉鏡花 菎蒻本 青空文庫
勝手だ、酔覚しじゃと言わるるかも知れん。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
清葉の手水鉢、でいささか酔覚の気味。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
欄干に確と両手を掛けた、が、熟と黙って、やがて静に立直った時、酔覚の顔は蒼白い。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
砂糖を奢って、とろりと煮込んで、せっせと煽いで、つやみを見せた深切な処を、酔覚の舌の尖に甘く染まして、壁にうつる影法師も冷たそうに縮んだ処へ。
泉鏡花 白花の朝顔 青空文庫
心細いッたらないのだもの、おまけに目もあてられない吹雪と来て、酔覚じゃあり、寒さは寒し、四ツ谷までは百里ばかりもあるように思ったねえ。
泉鏡花 註文帳 青空文庫