試験料
しけんりょう
名詞
標準
文例 · 用例
笹村は出京当時世話になったことのある年上の友達が、高等文官試験を受けるとき、その試験料を拵えてやった代りに、遠国へ赴任すると言って置いて行った少しばかりのガラクタが、その男の親類の家に預けてあったことを想い出して、それを一時|凌ぎに使うことにした。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
何しろこっちは、無けなしの貯金に借金の上塗りした何十円也を試験料としてブチ込んでいる一方に、船乗片手間の独学と来ているんだから絶体絶命だ。
— 夢野久作 『焦点を合せる』 青空文庫
七十何人、試験料丸取られさ。
— 夢野久作 『焦点を合せる』 青空文庫
土に噛じり付いても試験料をパクリ上げようという腹なんだからヒドイよ。
— 夢野久作 『焦点を合せる』 青空文庫