湯桶
ゆとう
名詞
標準
pail-like wooden container typically lacquered in Japanese style, used for holding and serving hot liquids
文例 · 用例
すぐ下にいるせいか、斜め後に突き出ている、思わない程太い、湯桶のような煙突が、ユキユキと揺れていた。
— 小林多喜二 『蟹工船』 青空文庫
僕のような大の湯嫌いの男が、「入浴用意」の声を聞くや否や、急いで足袋とシャツとズボン下とを脱いで、浴場へ行ったらすぐ第一番に湯桶の中に飛びこむ用意をしている。
— 大杉栄 『獄中消息』 青空文庫
独逸では、スプリイ河と魚類の意識が凍って、浮浪人はその無機物化した魚を発掘して来ては湯桶に放して蘇生させて売っていた。
— Mrs. 7 and Mr. 23 『踊る地平線』 青空文庫
飯終りて湯桶に塩湯を入れて出す。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
」 上機嫌の道臣はかう言つて、湯桶に漬りながら、「風呂場で夫婦喧嘩すると、乃公が困るやないか。
— 上司小劍 『天滿宮』 青空文庫
」 やがて景蔵が湯桶の湯を猪口に移し、それを飲んで、口をふくころに、小女は店の入り口に近い台所の方から土間づたいに長い腰掛けの間を回って来て、「へえ、お待ちどおさまでございます。
— 第二部上 『夜明け前』 青空文庫
そして、自分の家で簡單に湯に入れる工夫をして、ブリキ屋に頼んで、トタンの湯桶をつくらせた。
— 正宗白鳥 『水不足』 青空文庫
茶庭では手洗いの前に湯桶手燭を置き、茶席の会中立前の所作の一つになっているそうである。
— 室生犀星 『庭をつくる人』 青空文庫
作例 · 標準
旅館の朝食では、温かい味噌汁が湯桶で運ばれてきた。
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湯桶にお湯を入れ、食卓で家族がお茶を淹れるのに使った。
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漆塗りの美しい湯桶は、日本の伝統工芸品の一つだ。
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ウィキペディア
湯桶は、道具の一種を指す日本語名称であり、次に示す3つの語義がある。(ゆおけ) 入浴・洗面用の桶。 (ゆおけ) 茶道における、露地用具の一つ。 (ゆとう) 日本の伝統的な卓上の飲料容器の一つ。「湯桶読み」はこの読み方に由来する。
出典: 湯桶 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0