下学
かがく
名詞
標準
文例 · 用例
『下学集』に胡馬の二字でウマなるを、日本で馬一字を胡馬というは無理に似たり、〈馬多く北胡に出づ、故に胡馬というなり〉と説いたが、物茂卿が、梅をウメ馬をウマというは皆音なりというた方が至当で、ウは発音の便宜上加えられたんだろ。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
ホンダワラ一名神馬草、神功皇后征韓の船中|秣に事欠き、この海藻を採って馬に飼うた故名づくと(『下学集』下)。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『下学集』上、鶏一名|司晨云々、日本にて木綿付鳥、あるいはいわく臼辺鳥、これは臼の辺に付け纏わって米を拾うからの名であろう。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
下学集には、この草本は剪金花と名づく、蜀主もとよりこの花を好む、宋に降り※に遷さるゝによつて、人この花を王不留行といふと記す。
— 南方熊楠 『きのふけふの草花』 青空文庫
本邦でも足利氏の中世の編『下学集』には鼠は虫の総名と書いた。
— 鼠に関する民俗と信念 『十二支考』 青空文庫
譬へば梁塵秘抄口伝集などにもありますし、或は下学集あたりにもあります。
— 折口信夫 『日本芸能の特殊性』 青空文庫
下学集の芸態部――昔から、態の略字を能と書いたのです。
— 折口信夫 『日本芸能の特殊性』 青空文庫
即、芸と態とを併せて芸能といふのですから、非常にいろ/\なものを道々含んで来まして、吉野朝時代に出ました下学集を見ますと、態芸門といふやうな部類が出来てゐます。
— 折口信夫 『日本芸能の話』 青空文庫