雨線
うせん
名詞
標準
rainband
文例 · 用例
拝さばこの胸寸断になりて、常の決心の消えうせん覚束なさ。
— 樋口一葉 『軒もる月』 青空文庫
「しょうせんかく」「朝鮮閣?
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
」「ううん、しょうせんかく」「朝鮮閣?
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
しばらくして勝子から「しょうせんかく」といい出した。
— 梶井基次郎 『城のある町にて』 青空文庫
ひとたび歩を急にせんか、八田は疾に渠らを通り越し得たりしならん、あるいはことさらに歩をゆるうせんか、眼界の外に渠らを送遣し得たりしならん。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
汝のために彼の詩を全うせんと。
— 泉鏡花 『花間文字』 青空文庫
もうせんお婆さんのいたお邸の屋根の三本煙突の真中の一本は、何時でも煙を吐かなかったわねえ……」 ――煙突でございますって?
— 渡辺温 『赤い煙突』 青空文庫
「しかし、早うせんと、病人の生命が無いぞ……」「ヘーッ……」 と文作は今一度畳の上に額をすりつけると、フラフラになったような気もちで方丈を出た。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
作例 · 標準
例句