血の雨
ちのあめ
表現名詞
標準
bloodshed
文例 · 用例
其の後綱右衛門は、お化の面を用いて人気を博するつもりで、深川の桜館でそれを冠って四谷怪談をやったところで、前晩まで三四百人来ていた客が、次の晩には十四五人になり、その翌晩は、木戸で喧嘩が起って血の雨が降った。
— 田中貢太郎 『お化の面』 青空文庫
これは広間一面に血の雨を降らせ合っている殺陣連中が、敵も味方も目が眩んでいながらに、そうした頭山満の端然たる威風に近づくとハッと気が付いて遠ざかったからであった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
この次郎左衛門はこれまでに幾たびとなく血の雨を浴びて来た男だ。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
幾度か血の雨を降らしたりき。
— 大町桂月 『川越夜行記』 青空文庫
敵か味方か、味方か敵か、おのが道場に今や血の雨が降らんとするのに、一向おどろいた気色も見せず、何がうれしいのかにやりにやりと薄笑っているのでした。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
今にも血の雨が降りそうなハッとした予感に打たれて……。
— 夢野久作 『斜坑』 青空文庫
……憚りながら全鮮五十万の漁民を植え付けて来た三十年間には、何遍、血の雨を潜ったかわからない吾輩だ。
— 夢野久作 『爆弾太平記』 青空文庫
深し死の影、我を包みて、 寒し血の雨、我に濺ぐ。
— 夏目漱石 『從軍行』 青空文庫
作例 · 標準
内乱によって、その国は血の雨が降る惨状となった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史上、多くの血の雨が降った戦いが記録されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
あの独裁者の統治は、血の雨を伴う恐怖政治だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash