産女
うぶめ
名詞
標準
Ubume
文例 · 用例
雪女は拵えの黒塀に薄り立ち、産女鳥は石地蔵と並んでしょんぼり彳む。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
直に小春が、客の意を得て、例の卓上電話で、二人の膳を帳場に通すと、今度註文をうけに出たのは、以前の、歯を染めた寂しい婦で、しょんぼりと起居をするのが、何だか、産女鳥のように見えたほど、――時間はさまでにもなかったが、わけてこの座敷は陰気だった。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
雪女は拵への黒塀に薄り立ち、産女鳥は石地蔵と並んで悄乎彳む。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
」などとともにアナーキスティックに混乱した経済生活と男女関係の中で苦しみながらそこからのぬけ道を求めている一人の無産女性を力づよく描いて注目された。
— 宮本百合子 『婦人作家』 青空文庫
釜神の本縁を語り、子持ち山の由来・諏訪本縁を述べたりする説経の、既に、南北朝にある(神道集)のは、平安末の物と違うて来た事を見せ、荒神供養や、産女守護・鎮魂避邪を目的とする盲僧の所為であつたことを見せるのか。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
さう言へば、今昔物語の昔から、乳子を抱かせる産女は鳥ではなかつた様だ。
— 魂と姿との関係 『小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)』 青空文庫
幽霊になると、男までも必、女性的な姿になるのは、産女の影響を残してゐるのだ。
— 魂と姿との関係 『小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二)』 青空文庫
嬰児を抱き、顔に布をかけた、産女のような姿であった。
— 国枝史郎 『あさひの鎧』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
woman in late pregnancy
作例 · 標準
例句