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名詞
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標準
文例 · 用例
健在なれ、御身等、今若、牛若、生立てよ、と窃に河野の一門を呪って、主税は袂から然と音する松の葉を投げて、足|疾くその前を通り過ぎた。
泉鏡花 婦系図 青空文庫
々と――それは娘が路を踏む靴の音ではないか?
梶井基次郎 川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン 青空文庫
々、々、父の心臟の上とも知らず、いたいけな娘の歩く音。
梶井基次郎 川端康成第四短篇集「心中」を主題とせるヴァリエイシヨン 青空文庫
秋の水は澄み切って、鮎の鰭ほどの曇りもないから、差覗くと、浅い底に、その銀の平打の簪が映って、流が糸のようにかかるごとに、小石と相撃って、然として響くかと、伸びつ、縮みつする。
泉鏡花 式部小路 青空文庫
石鉄|然火花を散らしぬ。
泉鏡花 活人形 青空文庫
」といふ當り前の書き出しから、前日強い北風に送られてパレルモに向けて航行したる弗列艇の事を報じ、「かの風なれば今度の航海には三十六時間以上はかからないだらう」と推察を下したりなどして居る。
木下杢太郎 海郷風物記 青空文庫
右手を伸べて、輝くものを然と鳴らすよと思う間に、掌より滑る鎖が、やおら畳に落ちんとして、一尺の長さに喰い留められると、余る力を横に抜いて、端につけた柘榴石の飾りと共に、長いものがふらりふらりと二三度揺れる。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
かの腕輪は再びきらめいて、玉と玉と撃てる音か、然と瞬時の響きを起す。
夏目漱石 薤露行 青空文庫