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鉄筋コン

てっきんコン
名詞
1
標準
reinforced concrete
文例 · 用例
碁盤の目ほどに窓の多いデパートメント、タンクを伏せたように重っ苦しい大屋根、長方形の箱を、手品師の手際で累積したようなアメリカ式鉄筋コンクリートの高層築造物は、垂直の圧力を通行人の頭上に加えて虚空の「通せん坊」をしあっている。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
彼は鼻の穴に指を突っ込んで、鉄筋コンクリートのように、鼻毛をしゃちこばらせている、コンクリートを除りたかったのだが一分間に十才ずつ吐き出す、コンクリートミキサーに、間に合わせるためには、とても指を鼻の穴に持って行く間はなかった。
葉山嘉樹 セメント樽の中の手紙 青空文庫
また鉄筋コンクリートで船を造る場合に主応力の方向に鉄筋を入れるという最も合理的な施工法に関する特許を得ている。
寺田寅彦 工学博士末広恭二君 青空文庫
近来は鉄筋コンクリートの住宅も次第にふえるようである。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
台湾のある地方では鉄筋コンクリート造りの鉄筋がすっかり腐蝕して始末に困っているという話である。
寺田寅彦 日本人の自然観 青空文庫
白木屋の火事の時に、屋上が焼け落ちるかもしれないと言っておどかす途方もない与太郎があったそうであるが、鉄筋コンクリートの岩山は火には決して焼けくずれない。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
それはとにかく、さし当たってそういう土民に鉄筋コンクリートの家を建ててやるわけにも行かないとすれば、なんとかして現在の土角造りの長所を保存して、その短所を補うようなしかも費用のあまりかからぬ簡便な建築法を研究してやるのが急務ではないかと思われる。
寺田寅彦 災難雑考 青空文庫
ところでその杉木立の中にポツネンと立っている南堂家の図書館というのは、五|間に四間ぐらいの二階建の鉄筋コンクリートに茶褐色のタイル張りで、上等のスレート屋根の下に緑色に塗った鉄のブラインドが並んでいる。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
作例 · 標準
「この塀、鉄筋コンで作り直さないと、次の地震で倒れるかもしれないぞ」
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昔ながらの商店街の入り口に、無機質な鉄筋コンのビルが建ち並び始めた。
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鉄筋コンの壁は厚みがあり、隣の部屋の話し声もほとんど聞こえてこない。
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