張り方
はりかた
名詞
標準
文例 · 用例
」 てんでにいい加減な事を言って、無理矢理原田に押しつけようとしたが、この時、弱気で酒くらいの、駄目な男の原田内助、おそらくは生涯に一度の異様な頑張り方を示した。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
」まことに変な威張り方である。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
」 日本人の威張り方は傍若無人だ。
— 黒島伝治 『防備隊』 青空文庫
四度目にビールの栓抜きとコップを、ちょうど士が座敷に入るとき片手で提げるような形式張った肘の張り方で持出すと、洋服の腰に巻いていた妙な覆い布を剥ぎ去って台所へ抛り込んだ。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
探偵長を横に坐らせて彼女は平常よりも権威のある胸の張り方をした。
— 岡本かの子 『ドーヴィル物語』 青空文庫
ところが、「ううん」 まかれなかったわよ――という意味の声が、鬼の首を取った威張り方で聴えて来た。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
インケツ、ニゾ、サンタ、シスン、ゴケ、ロッポー、ナキネ、オイチョ、カブ、ニゲなどと読み方も教わり、気の無い張り方をすると、「質屋の外に荷が降り」とカブが出来、金になった。
— 織田作之助 『放浪』 青空文庫
負けながら威張るのが、最大の威張り方だと、やに下っているんだろう。
— 織田作之助 『昨日・今日・明日』 青空文庫