ポタポタ
ポタポタ異読 ぽたぽた・ボタボタ・ぼたぼた・ぼとぼと・ボトボト・ポトポト・ぽとぽと
副詞副詞-と動詞-サ変
標準
dripping
文例 · 用例
嘉代吉と人夫が荷を卸して、油紙で庇を拵えてくれるのを、待ち兼ねて、石の中へ潜って寝た、雨はざんざ降りになって、庇から岩を伝わっては、ポタポタ雫が落ちる、防水布の外套に包まれて、ココアを一杯興奮剤に飲んだまま、飯も喰わずにたわいもなく痲痺したようになって寝た。
— 小島烏水 『谷より峰へ峰より谷へ』 青空文庫
ちょうどボートレースに、櫂からの雫が、河面にポタポタして、小さな円い輪を描いたのに似ている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
私は山を包む濃雲に絶望しながらも、屋根へ這い上って、虚空を見ていると、眼の前を灰色の霧は、渦巻いて、髯を伝わる呼吸が、雫となってポタポタ落ちる、鉛筆をポッケットから出して、弟が寒暖計を見て報告する温度を、手帖に記していると、傍から鉛筆の墨が滲んで、文字が紙の上で解体するほどの霧だ。
— 小島烏水 『雪中富士登山記』 青空文庫
振返って見ると、成程自分のあるいた跡は泥水が滴って畳の上にずーッとポタポタが着いて居た。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
清夫はお母さんのことばかり考へながら、汗をポタポタ落して、一生けん命実をあつめましたがどう云ふ訳かその日はいつまで経っても籠の底がかくれませんでした。
— 宮沢賢治 『よく利く薬とえらい薬』 青空文庫
清夫は汗をポタポタこぼしながら、一生けん命とりました。
— 宮沢賢治 『よく利く薬とえらい薬』 青空文庫
大三は早くその薬をのんでからだがピンとなることばかり一生けん命考へながら、汗をポタポタ滴らし息をはあはあついて待ってゐました。
— 宮沢賢治 『よく利く薬とえらい薬』 青空文庫
それは音なく砥石をすべり陽の光が強いので洋傘直しはポタポタ汗を落します。
— 宮沢賢治 『チュウリップの幻術』 青空文庫
作例 · 標準
雨漏りの音がポタポタと響き、眠りを妨げた。
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蛇口から水がポタポタ落ちる音が気になって集中できない。
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「あーあ、また雨がポタポタ降ってきたね。傘持ってないのに!」
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標準
wet and heavy (snow, clay, etc.)
作例 · 標準
湿った雪がポタポタと屋根から落ちてくる。
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粘土がポタポタと手から滑り落ち、作業がしにくい。
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この粘土、水を加えすぎたみたい。ポタポタで形にならないよ。
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標準
(moving) slowly
作例 · 標準
赤ちゃんがポタポタとゆっくり歩き始めた。
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重い荷物を持って、ポタポタと駅まで向かった。
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おじいちゃんはポタポタと庭を散歩するのが日課だ。
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