西陣織
にしじんおり
名詞
標準
Nishijin silk fabrics
文例 · 用例
爺さん、名を伊藤孝太郎といひ、この比叡山の麓の坂本の生れで、家は土地でもかなりの百姓をしてゐたが、彼自身はそれを嫌つて京都に出て西陣織の職工をやつてゐた。
— 若山牧水 『山寺』 青空文庫
だから龍村さんの女帯が、滔々たる当世の西陣織と比較して、――と云ふよりは呉織綾織から川島甚兵衛に至るまで、上下二千年の織工史を通じて、如何なる地歩を占むべきものか、その辺の消息に至つては、毫もわからぬと云ふ外はない。
— 芥川龍之介 『龍村平蔵氏の芸術』 青空文庫
裸身の上へ、西陣織のようなもので作った、衣服をつけた。
— 海野十三 『海底都市』 青空文庫
ちょうどこれは桐生や足利産の丸帯やお召を、一度京都へ運んで行って、これを西陣織として商標を貼るのと同じであろう。
— 佐藤垢石 『蜻蛉返り』 青空文庫
直ぐに物産陳列館へ入ったけれど、鳥羽の真珠で懲りている団さんは西陣織や友禅染の並べてあるところは成る可く早足で通り、「京都にも三輪君のような人がいて、『安全地帯』を『帯地全く安し』と読んだそうだが、此処で田鶴子にそんな読み方をされるとことだからね」 と内証でお父さんに言った。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
石田守衛来り、西陣織物の安いのありと言ふ、十二日持って来させることゝする。
— 昭和十五年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
一時に西陣織物屋が来る約束なので宿へ帰る。
— 昭和十五年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
これが、いまでも なだかい にしじんおりの もとです。
— 五十公野清一 『一休さん』 青空文庫
作例 · 標準
京都の西陣織は、日本の伝統工芸品として世界的に有名だ。
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母が持っている豪華な帯は、職人によって織られた西陣織だそうだ。
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西陣織の美術館では、美しい着物や反物が展示されていた。
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