兎も角も
ともかくも
副詞
標準
anyhow
文例 · 用例
而も兎も角も詩の格を備へたものは、概して概念的であつた。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
その結果は兎も角も長男の一件とすることになつた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
併し、歸ることは歸るとしても兎も角も其處らを少し歩いてから歸つても遲くはないだらうとSがいふので、厄介な荷物を一時バスの待合所へ預けておいてぶら/\と坂道を上つて行つた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
又兎も角も折角其家を目指して遙々遠方から尋ねて來た客を、どうしても收容し切れない場合なら、せめて電話で温泉旅館組合の中の心當りを聞いてやる位の便宜をはかつてやつてはどうか。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
兎も角も榛名湖畔迄上ぼつて見ようといふので、ケーブルカーの停車場のある谷底へ下りて行つた。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
「おぢいさんが人癲癇を起こした」と云つてSが笑出したが、兎も角も榛名行は中止、その代りつい近所だと云ふ七重の瀧へ行つて見ることにした。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
歸りのバスが澁川に近づく頃、同乘の兎も角も知識階級らしい四人連の紳士が「耳がガーンとした」とか「欠伸をしたらやつと直つた」とか云つたやうな話をして居る。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
餘りゆる/\して居ては、折角此處迄來たのに一枚も描かずに歸る事になりさうなので、行き當り次第に並木道を左へ切れて行つて、そこの甘藷畑の中の小高い處に兎も角も腰をかけて繪具箱をあけた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
作例 · 標準
兎も角も、これで一件落着ということで良いでしょう。
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兎も角も一度、現場に行って確認してきます。
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兎も角も、彼に謝るのが先決ではないか。
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