葉巻
はまき
名詞頻度ランク #28837 · 青空 871 例
標準
cigar
文例 · 用例
稍々あつて男――もう今では夫、入口より葉巻を銜へ、長きマントの儘、如何にも寒い中を歩いて帰つて来た風である。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
ヒヨツト葉巻を手に取り、マークをみてゐる)女の声 (ドアの辺りより)お帰りなつてるのね。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
(ポケットから葉巻を一握り出す)新輸入の葉巻を目ッけて来たのさ。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
男、コーヒーを啜つて天井の隅を凝視したまゝ――右手の指に挟まれた葉巻から、冷い空気の中を薄紫の煙が細く細く立ちのぼる。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
若くて禿頭の大坊主で、いつも大きな葉巻を銜えて呑気そうに反りかえって黙っていたのはプリングスハイムであった。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
エー、それから、あ、それでよろしい」 船長は、黴菌を殺すために、――彼はそう考えた――高価な、マニラで買い込んだ許りの葉巻を、尻から脂の出るほどふかしながら、命令した。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
ドイツは葉巻が安くて煙草好きには楽土であった。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
馬車屋や労働者の吸うもっと安い葉巻で、吸口の方に藁切れが飛び出したようなのがあったがその方は試した事がない。
— 寺田寅彦 『喫煙四十年』 青空文庫
作例 · 標準
彼はタバコではなく、一本の葉巻をゆっくりと燻らせていた。
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葉巻の芳醇な香りが、部屋の空気に重厚感を加えていた。
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「ふぅ…」と、彼は吸い終わった葉巻を灰皿に置いた。
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