払方
はらえかた
名詞
標準
文例 · 用例
財産税の処理方法は多額納入者により便宜な支払方法を決められた。
— 宮本百合子 『今日の日本の文化問題』 青空文庫
ひどくはなって居るが学校に近いので、又牛込の払方まで行き、たのんで来る。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
昼の程から様子を聞くと、今日は大伴兄弟も他へ用達に行くことなし、晦日のことで用もあるから払方を済ませ、家で一杯飲むということを聞きましたから、今宵こそ彼を討たんと、昼の中から徐々身支度を致します。
— 三遊亭圓朝 『業平文治漂流奇談』 青空文庫
僕は払方町だよ」「お近いんですか?
— 佐々木邦 『負けない男』 青空文庫
……岡村はその藩で「番衆」というめみえ以上ではあるが、中の下くらいの家柄であって、八束は勘定奉行の払方に勤めていた。
— 山本周五郎 『竹柏記』 青空文庫
従うて賃銀の支払方法も今風で、きっと元締のような者がもうできていることと思うが、前からある者は田植の投資期にはただ食わせてもらうだけで帰って行き、秋の収穫季に今一度|遣って来て、約束の給米を受けるほかに、また落穂を拾わせてもらったという話である。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
(支払方法)岩瀬庄兵衛氏単身にて右時間までに通天閣上に現品を持参すること。
— 江戸川乱歩 『黒蜥蜴』 青空文庫
渾名を鳶の鳥逕と言つたが、厚眉隆鼻ハイカラのクリスチヤンで、そのころ拂方町の教會を背負つて立つた色男で……お父さんの立派な藏書があつて、私たちはよく借りた。
— 泉鏡太郎 『春着』 青空文庫