幻辞.com

名詞
1
標準
文例 · 用例
なぜならこの類の詩では、その意する思想上の觀念性が、言葉の感性的要素以上に、内容の實質となつてるからだ。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
「鐵筋コンクリート」と「蟲」との間には、勿論何の論理的關係もなく、何の思想的な意もない。
萩原朔太郎 宿命 青空文庫
なぜならばこれ等の詩は、歴史上の事件や話に材を借りて、半ばそれを記述しつつ情象するのである故に、より純一の立場で見れば、真の徹底したる主観でなく、より歴史や小説に近いところの、半ば客観的の文学と言わねばならぬ。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
単に多くの人々は、象徴を以て一種の「比喩」「暗示」「意」の類と解している。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
そしてこの場合に、反動の地位に置かれたものは、その表面の意志を抑圧される結果として、或る変形したる、歪みたる、逆説的なる、意的なる、一の「憎々しきもの」として、それの歪像を映すのが普通である。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
句の前書には「琴心挑美人」とあり、支那の故事を意させてあるけれども、文字の字義とは関係なく、琴の古風な情緒が、昔のなつかしい追懐をそそるという意味で使ったのだろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
我れ非情の妻と別れてより、二兒を家郷の母に托し、暫くこのアパートメントにす。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
北原氏が靜岡に遊び、氏の居を訪はうとした時、町の何人も蒲原氏の名を知らず、この知名な大詩人の居について、一もアドレスを知ることができなかつたさうである。
萩原朔太郎 蒲原有明氏の近況を聞いて 青空文庫