一節
いっせつ
名詞頻度ランク #13207 · 青空 1640 例
標準
one passage
文例 · 用例
男 ぢやもう三四行で此の一節が終りますからね。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
拙く長々と喋舌り立てられた、偶に滑らかに出た一節の後では、面を上げて教師達を一渡り見廻した。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
」………ダヴィンチの顔――故郷の町の嘲笑――アルプス山の雪………と、まるで今彼が掻き混ぜてゐる石綿の灰の中から出て来るやうに、先達読んだ本の一節が浮んだ。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
しかもこれが百数十年も昔、江戸時代の俳人与謝蕪村によって試作された新詩体の一節であることは、今日僕らにとって異常な興味を感じさせる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
理科大学の二年生で西片町に家を持っていたその頃の日記の一節を「牛頓日記」と名づけて出したことがある。
— 寺田寅彦 『明治三十二年頃』 青空文庫
ある時はまたやはり「花物語」の一節にある幼児のことを、それが著者のどの子供であるかという質問をよこした先生があった。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
しかし『永代蔵』中の一節に或る利発な商人が商売に必要なあらゆる経済ニュースを蒐集し記録して「洛中の重宝」となったことを誌した中に、「木薬屋呉服屋の若い者に長崎の様子を尋ね」という文句がある。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
その時の座長の演説の中に物理学者の二つの流派、すなわち実験派と理論派との各自の偏見から来る無用の争いを誡めた一節は、そのまま現代にもあてはまるべきものである。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
作例 · 標準
聖書のこの一節は、多くの人々に勇気を与えてきた。
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先生は、詩集の中から特に印象深い一節を朗読してくれた。
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その長い論文の中でも、彼が独自の見解を述べているのはわずか一節に過ぎない。
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ベートーヴェンの交響曲の、あの心を揺さぶる一節が今でも耳に残っている。
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