間に立つ
あいだにたつ
表現Godan verb with 'tsu' ending
標準
to mediate
文例 · 用例
』『それです』と大佐は莞爾と打笑みつゝ『他日我が海底戰鬪艇が、帝國軍艦旗を飜して、千艇※艦の間に立つの時、願くば其名の如く、神速に、且つ猛烈ならん事を望むのです。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
かう云ふ成行から引出し得べき資金の利用方法を白川は松村に相談し、松村は之を間接には自分の信托会社も関係のある埋立工事の事業資金に廻さうと計画し、経営者と金主との間に立つて、自分は一面借主となり一面貸主となつて、三面的紛糾を解決しようと試みた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
其間に立つて俺の愛子丈は、吉原再興をむしろ当然の事だと云ふ意見を発表して居た。
— 平出修 『畜生道』 青空文庫
名主は代官さまとれふしの間に立つて、争をなだめる役でした。
— 新美南吉 『良寛物語 手毬と鉢の子』 青空文庫
そこで無理やりに千金を押付て、別に二百金を中間に立つて取做して呉れる人に酬ひ、そして贋鼎を豪奪するやうにして去つた。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
竹の埒結ひたる中に、三四人土をほり居るあたりにて、路も分らずなりしが、洋服着たる坊ちやん二人、學校の戻と見ゆるがつか/\と通るに頼母しくなりて、後をつけ、やがて木の間に立つ湯氣を見れば掛茶屋なりけり。
— 泉鏡花 『彌次行』 青空文庫
やがてはたと地に落ちて、土蜘蛛の縮むごとく、円くなりて踞りしが、またたく間に立つよとせし、矢のごとく駈け出して、曲り角にて見えずなりぬ。
— 泉鏡花 『照葉狂言』 青空文庫
私たちが宿の入口の土間に立つと、安宅先生は広い見通しの部屋の真中の炉にたった一人で当りながら何か原稿を書いていましたが、わたくしの姿を見ると、にっこと笑い、「あら、来たのね」 そう言って立上って来ました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
作例 · 標準
例句