雑纂
ざっさん
名詞
標準
miscellaneous collection
文例 · 用例
一方ではどういう心持か知らないが、「上求菩提、下化衆生」という心持で小説を拵えているとか称する作者が、こんなことを書いたのを改めようともしないでいるのは、そもそも何の心持があるのか、少年高科に登るということは不仕合せであると、李義山の『雑纂』の中に書いてある。
— 三田村鳶魚 『中里介山の『大菩薩峠』』 青空文庫
燈下義山雑纂を写す。
— 断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 『断腸亭日乗』 青空文庫
毅堂はまた中秋のころ松浦武四郎の著した『林氏雑纂』の序をつくった。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
『林氏雑纂』は林子平の遺著を編輯したもので、毅堂の叙に、「(前略)余登米県ノ知事ヲ承命シ陸前ノ国ニ来ル。
— 永井荷風 『下谷叢話』 青空文庫
李商隠が雑纂に遷移を好んで止まざれば須く貧なるべしと。
— 永井荷風 『偏奇館漫録』 青空文庫
これらの寺田先生の日記や雑纂はこの秋出る寺田寅彦全集に収載されるはずである。
— 中谷宇吉郎 『「光線の圧力」の話』 青空文庫
」(気象雑纂) 水産講習所の鎌田技師も海上で不可思議な光り物を観察したことがある。
— 武者金吉 『地震なまず』 青空文庫
作例 · 標準
この本は、短歌や俳句、エッセイなど様々なジャンルを雑纂した作品だ。
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書斎には、彼が長年かけて集めた雑纂の書物が並んでいる。
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彼の頭の中は、まるで雑纂のように様々な情報で満たされている。
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