富む
とむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞頻度ランク #22706 · 青空 2840 例
標準
to be rich (in)
文例 · 用例
けだし室生君の眼からみれば、禮節身にそなはり、教養と學識に富む文明紳士の芥川君は、正に人徳の至上觀念を現はす英雄であつたらうし、逆に芥川君の眼から見れば、本性粗野にして禮にならはず、直情直行の自然兒たる室生君が、驚嘆すべき英雄として映つたのである。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
いつか海洋博物館での通俗講演会でペンクが青島の話をしたとき、かの地がいかに地の利に富むかということを力説し、ここを占有しているドイツは東洋の咽喉を扼しているようなものだという意味を婉曲に匂わせながら聴衆の中に交じっている日本留学生の自分の顔を見てにこにこした。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
しかし山川の美に富む西欧諸国に入り込んだ基督教は、表面は一神でありながら内実はいつの間にか多神教に変化した。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
これはたぶんあとの母音は振動数の多い上音に富むため、またそういう上音はその波長の短いために吸収分散が多く結局全体としての反響の度が弱くなるからではないかと考えてみた事がある。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
「富む事は美徳である。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
斎藤茂吉氏の「赤光」の歌がわれわれを喜ばせたのはその歌の潜在的暗示に富むためであった。
— 寺田寅彦 『俳諧の本質的概論』 青空文庫
鶏の肉はただこのように滋養に富むばかりでなく消化もたいへんいいのです。
— 宮沢賢治 『茨海小学校』 青空文庫
一體|皆の長い、パツチリした眼で、表情にも富むでゐた。
— 三島霜川 『平民の娘』 青空文庫
作例 · 標準
この地域は水資源に富み、古くから稲作が盛んに行われてきた。
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彼女はユーモアに富んだ会話で、周囲の人々をいつも楽しませている。
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その作家の文体は、独創性と力強さに富んでいる。
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標準
to be rich
作例 · 標準
国が富むことで、国民の生活水準も向上していくことが期待される。
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彼は一代で巨万の富を築いたが、心までは富むことはなかった。
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「富む者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる」という言葉が胸に刺さる。
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