文草
ぶんそう
名詞
標準
文例 · 用例
舊い頃では橘南谿と共に可成り足跡が廣く、且又同じく紀行(漫遊文草)を遺した澤元廻して悠揚|逼らず南に晴れやかに去る風情はまことに面白く、兩岸の巖壁沙汀のさまも好く、松や雜樹の畫意に簇立つてゐるのもうれしい。
— 幸田露伴 『華嚴瀧』 青空文庫
」〔此詩は杜子美の詩にして、誤て文草に入れたる論林羅山文集に見えたり。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
黄葉夕陽村舎詩が附録恥庵詩文草と共に刻成せられたのは文化九年三月である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「蘭軒文集」と云ひ、「蘭軒文草」と云ひ、「蘭軒遺稿」と云ふ、皆後人の命ずる所である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
* 道真の著書には、「三代実録」、「菅家文草」、「菅家詩集」、「新撰万葉集」、「類聚国史」等の編著があり、何れも、彼の非凡な学識才能を窺ふことが出来る。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
〔欄外に〕 天文草を十買って来て前の羽目のところにG子植える。
— 一九三七年(昭和十二年) 『日記』 青空文庫
和哥は菅家御集一巻、詩文は菅家文草十二巻同後草一巻後草は筑紫にての御作なり今も世に伝ふ。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
是より前の御詩文を菅家文草といひ十二巻左遷より後のを菅家後草とて一巻今も世につたふ。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫