琥珀色
こはくいろ
名詞
標準
amber (colour, color)
文例 · 用例
洒落た切子細工や典雅なロココ趣味の浮模樣を持つた琥珀色やひすい色の香水壜。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
かの女たちは小指のような微生物まで琥珀色の液体で染めた。
— 吉行エイスケ 『戦争のファンタジイ』 青空文庫
そして、テエブルの上にあつたグラスの、琥珀色の酒をぐいと呑み干すと、いきなりまた男の首筋に白い手を卷きつけて、じやれつくやうに短い接吻をその唇に與へた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
洒落た切子細工や典雅なロココ趣味の浮模様を持った琥珀色や翡翠色の香水壜。
— 梶井基次郎 『檸檬』 青空文庫
清酒と同様に綺麗に澄んでいて、清酒よりも更に濃い琥珀色で、アルコール度もかなり強いように思われた。
— 太宰治 『母』 青空文庫
末の妹のカロラインが、つきまとわるサン・ベルナール種のレックスを押しのけながら、逸早く戸を開けると、石油ランプの琥珀色の光が焔の剣のような一筋のまぶしさを広縁に投げた。
— 有島武郎 『フランセスの顔』 青空文庫
実際、東のそらは、お「キレ」さまの出る前に、琥珀色のビールで一杯になるのでした。
— 宮沢賢治 『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』 青空文庫
もろもろの陰は深い瑠璃色に、もろもろの明るみはうっとりした琥珀色の二つに統制されて来ると、道路側の瓦屋根の一角がたちまち灼熱して、紫白の光芒を撥開し、そこから縒り出す閃光のテープを谷窪のそれを望むものものに投げかけた。
— 岡本かの子 『金魚撩乱』 青空文庫
作例 · 標準
夕焼けに染まった空は、美しい琥珀色に輝いていた。
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グラスに注がれたウイスキーは、深い琥珀色をしていた。
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古い写真のセピア色が、どこか琥珀色にも見えて懐かしさを感じた。
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